おすすめの弁理士は誰ですか?【弁理士の選び方のコツを解説】

2019年2月21日

特許出願を考えているけれど、どの弁理士に依頼すれば良いのでしょうか?

ちょっとググれば、特許事務所のホームページがわんさと出てきますし、弁理士の手数料もまちまちですし、たしかに、どの弁理士に仕事を依頼するとベストなのかわからないですよね。

以下では、知財業界歴10年以上の弁理士が、この疑問にお答えします。

1.結論

結論としては、イメージを共有できる弁理士がおすすめの弁理士です。

以下、その理由を説明します。

この結論に至る前に、まず弁理士の仕事について理解して頂く必要があります。

2.弁理士の仕事とは?

特許を担当する弁理士の主な仕事は、発明を上位概念化して権利化することです。

権利化する際に発明を上位概念化しない場合には、

  • 考慮しなければいけない事項が減る
  • 権利範囲は狭くても良いので記載量が減る
  • 審査官から不明確であると言われる可能性が減る
  • 審査官から進歩性がないと言われる可能性が減る
  • 特許査定率も上がる

などのメリットがあります。

このため、発明を権利化する際には、発明を上位概念化しない方が楽です。

しかし、発明を上位概念化せずにそのまま権利化すると、特許発明の範囲が狭くなってしまい、その発明の構成を少しだけ変えた模倣品が出てきたときに権利行使することができません。これだと、特許権を取る意味はないですよね。

発明を適切に保護するためには、上位概念化した発明について特許を得る必要があるのです。

しかし、発明を上位概念化して権利化する作業は、大変です。

これは、発明を上位概念化するほど、

  • 考慮しなければいけない事項が増える
  • 広い権利範囲をサポートするために記載量が増える
  • 審査官から不明確であると言われる可能性が増える
  • 審査官から進歩性がないと言われる可能性が増える
  • 特許査定率も下がる

などのデメリットがあるためです。

また、法律や実務についての専門的な知識や経験がない場合には、この作業を適切に行うことは難しいです。

弁理士は、特許の専門家として、依頼者の代わりに、発明を上位概念化して権利化する作業を行っています。

発明をどのように適切に上位概念化して権利化するのかが、弁理士の付加価値であり、弁理士としてやりがいのあるところでもあります。

3.弁理士の選び方のコツ

以上の弁理士の仕事を踏まえた上で、以下では弁理士の選び方のコツについて説明します。

3−1.弁理士の仕事は十人十色

どの弁理士に依頼しても大体一緒だと思っていませんか?

実は、依頼する弁理士により、上位概念化された発明の内容、言い換えれば、得られる特許権の内容は大きく異なります。

これは、同じ発明であっても、弁理士により、

  • そもそもの発明の捉えた方
  • 上位概念化の仕方
  • 上位概念化の作業をどこまで行うか

などが異なるためです。

弁理士の仕事は十人十色なのです。

3−2.イメージを共有できる弁理士がおすすめです

このため、自分のイメージにあった、発明の上位概念化をしてくれる弁理士を選ぶと良いのではないでしょうか。

別の言い方をすると、上位概念化された発明のイメージを共有できる弁理士を探すと良いのではないでしょうか。

  1. 上位概念化された発明のイメージは、特許請求の範囲に表れます。しかし、特許請求の範囲の記載は抽象的であるため、わかりづらいです。
  2. 一般に発明を上位概念化するほど権利範囲が広くなるので好ましいです。しかし、依頼者が過度な上位概念化を望んでいない場合には、上概念化をほどほどにすべきです。
  3. 上位概念化する作業には手間がかかります。このため、イメージを共有できていない場合には、依頼者が求めるレベルまで、弁理士が発明を上位概念化しないこともあります。

このため、依頼者と弁理士との間で、上位概念化された発明のイメージを共有することは大切であると考えます。

3−3.時間があれば複数の弁理士に相談

特許相談を無料でやっている弁理士は多いです。私も、無料の特許相談をやっていますので、こちらからお気軽にご連絡下さい。

また、弁理士には、守秘義務が課せられているため、発明の内容が漏れることはありません。

このため、お時間があれば、複数の弁理士に相談に行くと良いと思います。各弁理士に発明の説明をして、ディスカッションをし、各弁理士からの提案を聞いてみて下さい。

その中で、最も信頼できイメージを共有できそうな弁理士に仕事を依頼するのが良いのではないかと思います。

 4.まとめ

弁理士の仕事は十人十色です。イメージを共有できる弁理士に依頼することをおすすめします。

この記事が、お役に立ちましたら幸いです。

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