以下、WordのDocument中の各数式の文字の大きさを一括で変更するマクロ(プロシージャ)を紹介します。
コード
Sub 数式の文字の大きさの変更30()
For Each i In ActiveDocument.OMaths
With i
i.Range.Font.Size = 30
End With
Next
End Sub
上記のプロシージャでは数式の文字の大きさを30にしていますが、”30″の部分は所望の大きさに変えて下さい。
明細書の数式の文字の大きさの一括変更に便利
例えば、特許出願の明細書に含まれる数式の文字の大きさを一括で大きくする際に、上記のプロシージャを用いることができます。Wordファイルを出願ソフトに読み込ませる際に数式が小さくなるので、それを見越して数式の文字の大きさを大きくしておく必要があるからです。
例えば、クライアントには、読みやすい普通の大きさの文字の数式で明細書を確認してもらい、クライアントの確認後で出願ソフトに読み込ませる直前に、上記のプロシージャで数式の文字の大きさを一括で大きくするのがよいのではないでしょうか。
注意点
なお、上記のプロシージャでは、数式エディタ3.0で作った数式の文字の大きさを変更することはできません。