以下、WordのDocument中の各画像の大きさを一括で変更するマクロ(プロシージャ)を紹介します。
コード
Sub 画像の大きさの一括変更() For Each Shp In ActiveDocument.InlineShapes With Shp If .Type = 3 Or 4 Then '画像データに対してのみ処理を行う .LockAspectRatio = msoTrue '縦横比を固定する:ON .Height = .Height * 1.5 .Width = .Width * 1.5 End If End With Next End Sub
上記のプロシージャでは画像を1.5倍にしていますが、”1.5″の部分は所望の倍率に変えて下さい。例えば、”0.8″とすることで画像の縮小を行うとこともできます。
明細書の数式の画像の大きさの一括変更に便利
例えば、特許出願の明細書に含まれる数式の画像を一括で所定の倍率で拡大にする際に、上記のプロシージャを用いることができます。Wordファイルを出願ソフトに読み込ませる際に数式の画像が小さくなるので、それを見越して画像を大きくしておく必要があるからです。
例えば、お客さんには、読みやすい普通の大きさの数式の画像で明細書を確認してもらい、お客さんの確認後であって出願ソフトに読み込ませる直前に、上記のプロシージャで数式の画像を一括で大きくするのがよいのではないでしょうか。
注意点
なお、上記のプロシージャにより、数式エディタ3.0で作った数式データの大きさも変わるので注意して下さい。