はじめての特許出願、やるべきことリスト

特許出願は、あなたの発明を守り、ビジネスを成功に導くための大切なステップです。しかし、「何から始めたらいいのか」「何に気を付ければよいのか」など、初めての特許出願では疑問が尽きません。

この記事では、特許出願に必要な知識をわかりやすく解説し、やるべきことをリスト形式で整理しました。これを読めば、特許出願への道筋が明確になります！

Table of Contents

1. 発明を具体化する

まずは、自分の発明を具体的に整理しましょう。

図やフローチャートを用いると、発明の構造やプロセスが明確になります。

新規性及び進歩性があるかをチェックしましょう。

新規性は、その発明が「これまでに知られていないものであること」を指します。

進歩性は、その発明が「既存技術に基づいて容易に考えつくことができないものであること」を指します。新規性があっても、進歩性がなければ特許は認められません。

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特許明細書の作成を依頼する弁理士に、発明に関する資料を送りましょう。口頭で、説明してもＯＫです。

発明に関する資料は、多ければ多いほど好ましいです。弁理士が、適宜取捨選択します。

細かすぎるのではないかと気にする必要はありません。遠慮せずに、弁理士に伝えましょう。

発明に関する情報が多ければ多いほど、特許明細書の質が向上することが多いです。

弁理士が作成した特許明細書をチェックしましょう。特許明細書には、以下の２個の記載が含まれています。

特許請求の範囲は、特許の権利範囲を定める最も重要な部分です。特許請求の範囲は、発明の範囲を広げるために、抽象的な記載となっています。記載の意図がわからない場合には、弁理士に確認しましょう。

特許請求の範囲に余計な構成が１つでも含まれていると、競業他社は、その余計な構成を行わないことで、その特許を回避することができてしまいます。特許請求の範囲に必須の構成のみが記載されているかどうかをチェックしましょう。

競業他社さんが、その発明を実施しようとしたときに、特許請求の範囲に記載された発明を必ず実施することになるかをチェックしましょう。

発明を実施するための形態は、抽象的に特許請求の範囲に記載された発明を、具体的に説明した部分です。発明のバリエーション、変形例が多く記載されているほど、発明の範囲が広くなることが多いです。

思い付いた発明のバリエーション、変形例が漏れなく記載されているかをチェックしましょう。

特許出願の日から３年以内に、出願審査請求をする必要があります。

出願審査請求を早く行うことで（または早期審査を行うことで）、審査を早く行うことができます。

一方、出願審査請求を、特許出願の日から３年経過前ぎりぎりに行うことで、審査を遅くすることができます。

特許出願は、あなたの発明を守り、ビジネスやアイデアを形にする大切なプロセスです。この記事で紹介したやるべきことリストを参考に、一つひとつ着実に進めていけば、特許取得の道が明確になるでしょう。

特許出願には、技術や法的な知識が必要な場面もありますが、信頼できる弁理士や専門家に相談することで、手続きがスムーズになります。大切なのは、焦らず、丁寧に準備を進めることです。